【VTI】米国株式全体に投資を行うバンガードETFを分析!VTとどちらが魅力的?

バンガード社は世界的に有名なETF組成会社です。

米国の投資の巨人ウォーレン・バフェット氏も乖離率が少なく手数料が低いことから、

市場平均に対して高い成績を狙う投資信託に投資するより、

バンガード社のETFへの投資を推奨しています。

 

米著名投資家ウォーレン・バフェット氏は25日、自身が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイの株主宛て年次書簡で、一般投資家はインデックスファンドを購入すべきだと改めて主張

<<中略>>

また同氏は、インデックスファンドの普及に尽力したバンガード・グループ創業者のジャック・ボーグル氏を「ヒーロー」とたたえた。

<引用:ロイターニュース>

 

下手なアクティブファンドで運用するくらいであれば、市場平均に資金を預けたほうが、

長期的に高い成績を残せるということを警鐘しているのです。

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本日はバフェットが推奨するバンガード社のETFの中でも最も有名な『VTI』について分析していきたいと思います

VTI(=バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)はどんなETF?

それではVTIはどのようなETFなのでしょうか。

VTIが連動を目指す指数はCRSP US トータル・マーケット・インデックス

ETFというのは基本的には連動目標とするインデックスがあります。

一番有名な指数としてはS&P500指数があり、バンガード社もS&P500指数に連動するETFとして、

VOO(バンガードS&P500ETF)を組成しています。

 

VTIが連動を目指す指数はCRSP USトータル・マーケット・インデックスというインデックスとなります。

まずは難しいですが、以下がCRSP社の説明原文になります。

Nearly 4,000 constituents across mega, large, small and micro capitalizations, representing nearly 100% of the U.S. investable equity market, comprise the CRSP US Total Market Index. The total return index was first posted on the NASDAQ GIDSSM (Global Index Data ServiceSM) feed on December 31, 2012; the price return index was posted on January 18, 2011.

<引用:CRSP US total market index>

 

まず冒頭で4000近くの巨大・大型・中型・小型銘柄で構成されていますと説明されています。

S&P500指数が名前の通り大型銘柄を中心として500社程度となっていることを考えると、

約8倍の構成銘柄数となっています。

 

S&P500指数が米国に上場されている株式市場の時価総額全体の8割をカバーしていますが、

CRSP USトータル・マーケット・インデックスは時価総額のほぼ100%をカバーしているという特徴があります。

VTIがバンガード・『トータル・ストック・マーケット』ETFと命名されている意味が分かりますね。

 

同指数は2011年11月にGo Liveとなり2013年6月以降に同指数への連動を目標としましたが、

VTIは2001年に設定されており、CRSP USトータル・マーケット・インデックスが設定される以前は、

MSCI USブロードマーケットインデックスに、それ以前はダウ・ジョーンズ・ウィルシャー5000インデックス

という米国株式市場全体に連動する指数への連動を一貫して目指してきました。

 

VTIの業種別構成比率

VTIの業種別の比率はどうなっているのでしょうか。

VTIの業種別比率はつまり米国株式市場全体の業種別比率は以下のようになっています。

VTIの業種別構成比率

<引用:バンガード社>

やはり米国は製造業というよりは今やIT・テクノロジーと金融の二つで40%程の構成比率となっています。

Wall街を始めとした大規模金融機関やIT巨大銘柄FANG(Facebook、Amazon、Netflix、Google)が

大きなウェイトを占めていることが想定されます。

 

VTIの構成上位銘柄

それでは実際に構成上位10銘柄なのですが、以下ご覧頂きたいのですが

第1位~第4位と第6位が巨大IT銘柄で占められています。

 

AlphabetというのはGoogleのことですね。

VTIの構成上位銘柄更にバフェットが運営するバークシャーハサウェイ社が第5位にJPモルガンが7位、BoAが10位と、

巨大金融資本も軒並み名前を連ねています。

注目すべき低い手数料

バフェットが称賛している点でもあるのですが、バンガード社のETFは手数料が低いことが売りなのですが、

VTIはバンガードETFの中でも最低水準の0.04%という驚異的な信託報酬の水準となっています。

米国の投資信託の平均が1.1%、ETFが0.41%であることを考えると如何に低い金額であるか、

ご理解頂けたかと思います。

 

VTIの運用成績(利回り)をVTI単体とVTとの比較を通して解剖

それでは肝心のVTIの成績についてひも解いていきましょう。

VTIの18年間の成績は7.5%

以下一番したが連動を目指すインデックスですが、

先程申し上げた通り連動目標のインデックスが変遷しているので紛らわしい名前になっていますが、

一貫して米国株式市場全体に投資を行うインデックスに連動を目指しています。

 

VTIのリターン

NAVはニューヨーク証券取引所の大き引け時の価格をベースに算出され、

市場価格リターンはNAVの時間の売り気配値と買い気配値の中間値となりますので殆ど同じものとご理解下さい。

 

VTIは設定以来18年間で平均年率7.46%(配当金再投資ベース)という成績を残しています。

この間ITバブルの崩壊にリーマンショックも味わっており酸いも甘いも味わった上での

結果となっております。

 

因みに年率7.46%で運用することが出来れば、100万円を投資すれば

18年後には365万円まで資産を3.65倍に増やすことが出来ています。

 

長期的にも安定している米国の株式市場のチャート

また米国の株式市場は過去50年の年率平均も7.5%であり1870年からの値動きを見て頂きたいのですが、

短期的に大きく値下がりすることもありますが長期的には右肩上がりで成長してきています。

米国のS&P500指数の長期チャート

左側の軸をご覧頂きたいのですが、指数関数的に上昇しているのでいかに凄まじい上昇かということが、

お分かりにいただけるかと思います。

 

VTIの成績をVTと比較

VTIを始めとしたバンガード社のETFを図解すると以下になります。

VTIと非常に名前の似たETFにVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)があります。

バンガード社ETFの分類を図解

VTは米国だけでなく世界の全ての株式市場の時価総額の加重平均となります。

TOPIXやS&P500指数の世界版ともいえる壮大なETFです。

 

成長著しい新興国も入ってきているので米国だけのVTIよりも高いリターンとなるイメージがありますが、

米国がこの10年間世界経済を索引してきた結果がダイレクトに反映され、

米国全体に投資をするVTIの方が高いパフォーマンスを出しています。

VTIとVTのリターンの比較

米国は最大の金融先進国であり株式市場が成熟しており、尚且つ常にイノベーションが発信され、

移民により人口が増大していくので最も手堅い投資先として常に注目され続けていることが伺えます。

 

VTI(=バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)まとめ

VTIはバフェットも認めるETF組成会社であるバンガード社によって組成されているETFで、

米国株式市場全体に投資ができるETFで手数料は0.04%という非常に低い水準となっている。

 

設定来のリターンは年率7.5%となっており、米国株式市場の長期平均成長率とも逸脱しない成績となっている。

全世界の株式市場に投資を行うVTと比べても高いリターンを出しており、

伝統的な株式投資で長期的にみて安定的なリターンを狙いたいのであれば非常に魅力的な投資先となります。

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