日本の後継者不足問題を解決する事業継承人としてのPEファンドの魅力

日本はご存知の通り、少子高齢化が進んでいるということもあり、

あらゆる場所で深刻な後継者不足に悩まされています。

 

日本に250万社もある株式会社も例外ではなく、実際に大企業でサラリーマンとして働いている、

若手の方の中には取引先の中小企業の社長から後継者としてのオファーを受けたという方も、

多いのではないでしょうか。

 

日本経済の根幹を支えているのは中小企業が蓄積している技術力であり、

後継者不足により日本の土台となっている企業が倒産してしまっては、

日本の将来にとっても大きなマイナスとなってしまいます。

 

本日は日本の後継者不足の深刻さについてデータを用いて再認識していただくと共に、

後継者不足を補う手法として注目されているバイアウト型のPEファンドに期待される社会的役割と、

投資先としての魅力についてお伝えしていきたいと思います。

 

日本の深刻な後継者不足問題をデータを用いて解説

それではまず、どれだけ後継者不足問題が深刻なのかをお伝えしていきたいと思います。

日本の社長の平均年齢は60歳!?

帝国データバンクのデータによると、日本の社長の平均年齢は右肩上がりに上昇しており、

今や平均年齢は59.5歳とほぼ60歳になっています。

 

日本の社長の平均年齢<引用:帝国データバンク>

 

高度経済成長期に事業を立ち上げた方が順調に年を重なっていっていることに加え、

若手の企業が促されにくい環境にあるという両面が要因となっています。

 

半分の企業しか後継者を見つけれていない!?

では社長が60歳以上の企業において後継者を見つけられている企業の割合なのですが、

以下のデータをご覧頂ければ分かる通り、全体の半分以上が後継者がいないという深刻な事態となっています。

 

後継者がいる企業の割合は少ない
<引用:M&Aキャピタルパートナーズ>

 

このまま後継者が見つからなければ、あと10年~20年で日本の60歳以上経営者によって運営されてる、

約半分の企業のうち、半分の企業が消滅してしまいます。

 

後継者不足の要因

それでは後継者不足の要因ですが以下をご覧頂きたいのですが、まだ事業を譲る予定がないという方はよいですが、

そもそも後継者がいないという場合や、何から手をつけていいのか分からない等の、

いかんともしがたい要因にさいなまれている方が多いのです。

 

後継者不足の原因

 

利益を出している(黒字)後継者不足の優良企業は多く存在する

現在日本の株式市場は252万社ありますが、60歳以上が社長の企業が121万人、

更に後継者不在の企業が62万社、この中で利益を計上している黒字企業は22万社も存在しています。

後継者がいない日本企業の魅力要はペーパーカンパニーではなく実際に利益を出している企業が相当数存在しているのです。

 

ここまで日本の後継者不足企業の多さと魅力についてお伝えしてきましたが、

事項で後継者不足黒字企業を有効に継続させ尚且つ企業価値を高めるバイアウト型のPEファンドの

社会的役割と魅力についてお伝えしていきたいと思います。

 

事業継承を円滑に効率的に行うバイアウト型PEファンドの魅力

それでは後継不足の日本を救うメシアとなり得るバイアウト型PEファンドの魅力について、

お伝えしていきたいと思います。

バイアウト型PEファンドとは?

バイアウト型のPEファンドは既に利益が出ている上場していない未公開の成熟企業を買収して、

経営権を獲得し、つまり事業を継承して利益水準を引き上げて高値で売却することを、

目的としたファンドの形態です。

 

PEファンドは未公開の株式に投資をするファンド全体を指すので、ベンチャーに投資を行う、

ベンチャーキャピタル型も存在していますが、投資する企業が全く異なり毛色が違います。

☞ バイアウトファンドとベンチャーキャピタルの違いをわかりやすく解説-PEファンドの種類毎比較-

 

バイアウト型PEファンドの魅力①:優秀な経営陣への引継ぎ

PEファンドは買収を行った後、PEファンドが抱える外資系コンサルや総合商社出身の人材によって、

経営が引き継いで事業を拡大する施策を打っていきます。

 

経営者が若く優秀な人材に変わることにより、

今まで取りこぼしていた収益などを発掘することが出来るのです。

 

バイアウト型PEファンドの魅力②:他の傘下の企業とのシナジー効果の発揮

バイアウト型のPEファンドは他にも様々な企業を買収している為、

買収企業同士での取引や技術の融合、販路の共有等により今までよりも、

高い利益を狙えるように拡大発展する可能性があります。

 

資金力を持ったファンドという形態であるからこそ、実現できることがあるのです。

 

投資家からみたバイアウト型PEファンドの魅力

上記では事業継承の観点からのバイアウト型PEファンドの魅力をお伝えしましたが、

次に投資家からみたバイアウト型PEファンドの魅力について見ていきたいと思います。

 

市場平均に連動しない運用成績-市況に影響されにくい-

PEファンドは私のサイトタイトルでもある、オルタナティブ投資の最たるものです。

オルタナティブ投資は近年非常に注目されている投資先で、

株や債券といった伝統的な資産と異なる値動きをする金融商品です。

☞ オルタナティブ投資の種類とメリット・デメリットをわかりやすく紐解く

 

異なる値動きとなるので、分散投資という観点でもポートフォリオの安定性をもたらします。

実際欧米の高い成績を残している機関投資家や、日本の日本生命などの機関投資家も、

ふんだんにオルタナティブ投資を取り入れております。

☞ 資産分散を行い市場平均をオーバーパフォームする投資ポートフォリオを組成する為の考え方

 

高い成績が期待される

そもそも安定した収益基盤を持っている成熟企業を先ほど申し上げた通り、

優秀な経営層と他の投資先とのシナジー効果を発揮させることにより、

利益を急上昇させることが可能となり、高いリターンを安定的に出すことが出来るのです。

 

実際数兆円の資産を年率10%以上で20年以上運用しているハーバード大学やイェール大学は、

バイアウト型のPEファンドをポートフォリオの最大ポーションとして組み入れています。

イェール大学とハーバード大学のポートフォリオの高いPEファンドの保有比率

また日銀の報告資料でもPEファンドは株式市場の市場平均やヘッジファンドよりも高い成績を残しております。

以下のPEファンドはベンチャーキャピタルも含みますが、8割型がバイアウト型のPEファンドであり、

ほぼほぼバイアウト型のPEファンドと考えていただければと思います。

 

高いPEファンドの成績

 

米国にはブラックストーンやKKR、カーライルといった著名PEファンドが存在しています。

☞ 世界有数のPEファンド・ブラックストーン(Black Stone)を紐解く
☞ 著名PEファンド・カーライルグループ(The Carlyle Group)の実態に迫る
☞ 投資ファンド・KKR(コールバーグ・クラビス・ロバーツ)をわかりやすく紐解く、巨大PEファンドの実態とは

 

しかしながら、これらのPEファンドは機関投資家・基金・企業・財閥一族などからの、

限られた投資家からの資金しか受け入れておりません。

 

しかし、日本にも個人投資家が投資を行うことが出来るPEファンドが存在しておりますので、

私が実際に出資を行っているトータス・パートナーズについて興味のある方は、

以下ご覧頂ければと思います。

☞ 日本発新進気鋭のPEファンド・TORTOISE PARTNERS(トータス・パートナーズ)の実態に迫る

 

日本の後継者不足問題を解決する事業継承人としてのPEファンドまとめ

日本の後継者不足は深刻で、現在株式会社の中の22万社が黒字でありながら後継者不在となっています。

 

PEファンドは後継者不足の企業を買収して事業継承を行い、

他の買収した企業のシナジー効果と優秀な経営陣を送り込むことによって、

後継者不足企業を救済するだけでなく市場平均に影響されない高いリターンの獲得を狙うことが出来ます。

 

PEファンドは社会的にも意義のある魅力的な投資先であり、

PEファンドに投資することによって社会貢献を考えるのも一手かもしれません。

 

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