『ニッセイ外国株式インデックスファンド』を徹底評価!MSCIコクサイ・インデックスへ投資できると評判のインデックス投資信託は魅力的なのか?

本日は日本以外の先進国指数に分散投資できると評判のパッシブ型の投資信託であると評判で、

現在楽天の買い付けランキングで4位にランキングしているニッセイ外国株式インデックスファンドについて、

わかりやすく紐解いていきたいと思います。

 

ニッセイ外国株式インデックスファンドはどのような投資信託なのか

まずは今回分析対象としているニッセイ外国株式インデックスファンドがどのような性質の投資信託なのか、

わかりやすく紐解いていきたいと思います。

 

ニッセイ外国株式インデックスファンドはパッシブ型の投資信託

投資信託と一言にいってもパッシブ型の投資信託とアクティブ型の投資信託の二種類が存在しています。

パッシブ型投資信託というのは日経平均やS&P500指数などの特定のインデックスへの連動を目指す投資信託で、

アクティブ型投資信託はあるインデックスに対してプラスのリターンを狙う投資信託です。

👉 投資信託はアクティブ型とパッシブ型のどちらが儲けることができるのか??

 

歴史的に皮肉なことにアクティブ型の投資信託にくらべて、パッシブ型の投資信託の方が高い成績を残しております。

 

ニッセイ外国株式インデックスファンドは名前にインデックスとついている通り、

日本以外の先進国株式市場の連動することを目標とする、パッシブ型のインデックスファンドです。

ニッセイ外国株式インデックスファンドが連動を目指すインデックスはMSCIコクサイ・インデックスが、

次項で同インデックスについて詳しく見ていきたいと思います。

 

ニッセイ外国株式インデックスファンドが連動を目指すMSCIコクサイ・インデックス

MSCI社は国際的にFTSE社と共に著名な指数算出会社で、MSCIコクサイ・インデックスは日本を除く先進国22カ国の、

時価総額加重平均指数として組成されている先進国株式市場の時価総額約85%をカバーしています。

 

米国の指数であるにも関わらず、コクサイという明らかに日本名の名前がついているのは、

日本人の機関投資家がTOPIXと比較分析するために活用される指標として組成されているためといえるでしょう。

 

22カ国の加重平均指数といっても7割近くを米国の株式市場が占めています。

以下はニッセイ外国株式インデックスファンドの国別構成比率です。

ニッセイ外国株式インデックスファンドの国別構成比率

米国の次に時価総額が大きい日本が除外されているので、より米国の存在感が際立つ形となっています。

また業種別も以下のように米国のIT企業と更に米国欧州の巨大金融が顕著となり、

情報技術と金融のみで40%を占める形になっています。

 

ニッセイ外国株式インデックスファンドの業種別比率

 

 

構成上位銘柄もTop10は全て米国の巨大テクノロジー企業と、金融機関で占められています。

ニッセイ外国株式インデックスファンドの構成上位銘柄

ほとんど以前分析した米国株式全体に投資することができるバンガード社ETFであるVTIと同じ構成ですね。

👉 【VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)】VTIとの比較を通じて評判のバンガードETFを紐解く

 

米国の株式市場は一貫して高いリターンを叩き出しているのですが、

米国以外で比較的高い比重を占めるドイツとイギリスの株式市場は停滞気味であるため、

米国株式市場への連動を目指すVTIに比べるとパフォーマンスは低くなりますが、

割高感は少なくなっております。

米国・ドイツ・イギリスの株価指数の比較

 

ニッセイ外国株式インデックスファンドの運用成績

それではニッセイ外国株式インデックスファンドの運用成績について見ていきましょう。

非常に高い指数との連動率

パッシブ型の投資信託の優秀さというのはパフォーマンスというより、

連動対象としているインデックスへの連動率となります。

 

以下、ニッセイ外国株式インデックスファンドとMSCIコクサイ・インデックスファンドとの相関ですが、

ほぼ同じ成績を出しておりパッシブファンドとしては目標を果たしている優秀なファンドであるといえます。

ニッセイ外国株式インデックスファンドの運用成績

 

ニッセイ外国株式インデックスファンドの成績をVTI・TOPIX・VWOと相対的に比較

インデックスファンドとして優秀であることはわかりましたが、

相対的に魅力のあるファンドなのか見ていきたいと思います。

ニッセイ外国株式インデックスファンドは運用開始から1年程度しかたっていないので、

以下四つをBloombergを用いて視覚化してみました。

MSCIコクサイ・インデックスに連動するETF(橙) 

米国全体に投資できるVTI(青)

TOPIX (赤)

新興国全体に投資するVWO (緑)

VTI・TOPIX・VWOとニッセイ外国株式インデックスファンドのチャートを比較

 

米国全体に投資できるVTI(青) > TOPIX (赤) > MSCIコクサイ・インデックスに連動するETF(橙) >新興国全体に投資するVWO (緑)

という成績になっています。

 

比較的堅調だった日本の株式市場を除外して、BREXITなどで揺れた欧州の影響もあり、

イマイチという結果となっています。

MSCI USAインデックスのPERが現在2018年末で20程度であるのに対して、

MSCI Kokusai Indexは18と若干割安なのですが、米国はイノベーションが継続的に発生する国なので、

敢えて欧州を組み入れる必要はないのではないかというのが私の見解です。

 

今後もBREXIT関係や移民問題を皮切りとしたEUの不透明性、

PIGSをはじめとした債務問題を抱えていることを考えると魅力のある地域とはいいにくいですね。

 

ニッセイ外国株式インデックスファンドのまとめ

ニッセイ外国株式インデックスファンドは日本を除く先進国に分散投資ができる、

MSCIコクサイ・インデックスに連動するパッシブ型の投資信託で乖離率は低く抑えられており

パッシブ型の投資信託としては優秀なファンドとなっています。

 

ただ敢えて、依然として割安な日本株を外し、欧州の比率を高める必要性はなく、

米国単体や日本株単体に対して低い成績に収まっています。

 

今後の欧州が抱える不安を鑑みると投資先としては魅力は少ないといえるでしょう。

 

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