2017年IPO・上場株式銘柄、トレードワークスはどのような会社なのか。金融特化型システム開発、Fintechの波に乗って今後も業績拡大?

 

最近まで、2018年のIPO銘柄について分析をしてきましたが、

楽しかったので2017年のIPO銘柄にも興味が出てきました。

 

分析を通して、

未公開株に投資をして上場で売却益を得ることができるビジネスモデルはどのようなものなのか、

初値利益で儲けるにはどのようなトレンドを追えばいいのかがうっすらと見えてきます。

 

ここからは2017年はどのようなIPO銘柄があったのか、いくら儲けることができたのか?を見ていきたいと思います。

今回の記事では、2017年に上場した「トレードワークス」について少し、

分析をしてみたいと思います。

 

まずはトレードワークスの株を上場前に当選し保有していた場合どれくらい儲かったのでしょう?

以下が上場当時(2017年11月29日)の詳細です。

当たり本数 2,415本
公募価格 2,200円
初値 13,600円
初値上昇率 +518.2%
初値売り時(利益) +114万円

 

主幹事は岡三証券が務め、当選していれば114万円の利益が出ていたことになります。

それではトレードワークスはどのような会社なのでしょうか。

詳細を見ていきたいと思います。

トレードワークスとはどのような会社か?

トレードワークスの概要を四季報から引用します。

997   (株)トレードワークス    とれーどわーくす   [ 情報・通信業 ]
【URL】http://www.tworks.co.jp/
【決算】12月
【設立】1999.1
【上場】2017.11
【特色】金融関連会社のシステム開発・保守・運用など。インサイダー取引等不正取引の監視も行う
【単独事業】証券システム88、FXシステム9、セキュリティ診断3 <17・12>
【好 調】仮想通貨浸透のあおりでFX向けシステム開発後退。セキュリティ関連も伸び悩むが、柱の証券会社向けが大幅伸長。人件費増こなし大幅増益。19年12月期も証券会社向け拡大、採算性向上。増益続く。
【布 石】カンボジア・キリロム工科大学の奨学金スポンサーに。今期数名の卒業生をエンジニアとして採用予定。高度な金融知識を持ち合わせた技術者育成が課題。
【業種】 金融サービス 時価総額順位 27/41社
【仕入先】―
【販売先】カブドットコム証券
【比較会社】3747 インタトレ,4762 Xネット,4781 日ハウズ
【本社】102-0082東京都千代田区一番町4-6一番町中央ビル   TEL03-3515-6618
【オフィス】神保町
【従業員】<18.6> 74名(38.8歳)[年]576万円
【証券】[上]JQ(S)[幹](主)岡三(副)三菱Uモル,三木,日産,HS,SBI,東洋,岩井コスモ,みずほ[名]三井住友信[監]シドー
【銀行】りそな,みずほ
【成長力】   ―% ―% 利益率15.8% ―%   【四半期進捗率】   3期平均70.8%* 今期92.2%(+21.4%)

<引用:SBI証券

特色は、『金融関連会社のシステム開発・保守・運用など。インサイダー取引等不正取引の監視も行う』とされており、

セキュリティの側面が大きい会社に見えます。

販売はカブドットコム証券と大手との取引をしていますね。

では、具体的なビジネスモデルはどのようになっているのでしょうか。

詳細を見ていきたいと思います。

 

トレードワークスのビジネスモデルとは?

トレードワークスのホームページから考察していきたいと思います。

まずは代表メッセージから概要を掴んでみましょう。

当社は1999年の創業から20年に渡り、金融資本市場に特化したソフトウェア開発、システム運用、データセンターサービス等、 多彩なサービスを提供してまいりました。社会環境が急速に変化する中で、私たちITエンジニアには、従来のサービスに加え、 よりお客様に近い視点に立ち、共に業務の課題を考え解決するパートナーシップ、技術革新により高度化・複雑化するテクノロジー に対応した、お客様の競争力強化に結びつくソリューションの提供が求められております。  当社は、お客様の業務を深く理解し、技術力の研鑽に励むことで、一層のサービス価値向上を図り、お客様の経営課題を解決する ためのITソリューションをご提案してまいります。

また、質の高いエンジニアの育成及び最高の技術でお客様から求められるニーズ以上の製品を創出し、全ての当社役職員が自分の 仕事に責任と誇りを持ち続けることが創業当時から掲げている経営理念であります。 金融資本市場に直接、間接的に参加するユーザーの視点に立って、高い信頼性と安全性を備えたシステムの構築を目指し、金融資本 市場の発展と豊かな社会の実現に貢献してまいります。

代表取締役社長 浅見 勝弘

すでに創業20年の会社なのですね。

金融業界に特化したソフトウェア開発、システム運用など、長い年月をかけて技術力を向上させてきたのでしょうか。

IT×金融に、かなり前から先駆けてきた会社と言えそうです。

開発+やはりソリューション提供もしていますね。

事業内容としては、「証券、FX、商品先物業界向けフロントシステム」で、日本人が大好きなFXも入っています。

導入実績として、以下があり、基本的には一度システムを導入するとその後にメンテナンス管理などで長期的に収益が上がりますので、

経営基盤を顧客取り込みで固めてきたと想像ができます。

証券会社 ウツミ屋証券株式会社
エイチ・エス証券株式会社
カブドットコム証券株式会社
立花証券株式会社
東洋証券株式会社
日産証券株式会社
日本アジア・アセット・マネジメント株式会社
三木証券株式会社
(50音順)
※その他 約38社への導入実績あり
FX会社 SBIリクイディティ・マーケット株式会社
ヒロセ通商株式会社
ITベンダ他 株式会社ODKソリューションズ
株式会社時事通信社
岡三情報システム株式会社
株式会社だいこう証券ビジネス
株式会社トレードビジョン
日本電子計算株式会社
日本ユニシス株式会社 (50音順)

具体的にはどのようなプロダクトがあるのでしょう。

 

証券取引など基本システムはもちろんのこと、

不正取引監視システムや、セキュリティ診断サービスなど、「守り」のシステムを開発し導入していることがわかります。

具体的な事例を見てみましょう。

 

導入効果について(カブドットコム証券)

2014年に株式の新発注基盤システム「RAIDEN」の開発を全面的にお任せいただきました。 旧システムでは1秒あたり166件であった約定処理を2,000件までに引き上げるなどの高速処理化に成功。 板乗り速度においても、350ミリ秒から33ミリ秒への短縮を実現しました。 カブドットコム証券様の新パッケージシステム開発に取り組むことで、その先のユーザーである投資家様からは、 「自分の注文が追い抜いていく感触は、 このシステムではじめて味わった」と、大変ご満足をいただいています。

個人投資家に快適なオンライントレード環境を提供すべく、 現物株式、信用取引、先物取引、オプション取引を対象とした「kabuステーション」の開発にも参画。 2010年の稼働後から現在ではお客様のニーズに寄り添い、様々な機能のアップグレートをサポートしています。 また、外出先でも快適なトレーディングを可能とした「kabuステーションスマホアプリ」では、 リッチクライアントを目指した最先端技術で、 幅広い機能を持ち合わせたツールとしてご支持を得ています。

約定処理を100倍以上高速化しています。

これは投資家に有益になり、会社への収益をもたらすことになります。

アップグレードをサポートしており、優秀なエンジニアを多数抱えていることがよくわかります。

 

ここで財務方面を見てみましょう。

年々売上、営業利益共に向上しています。売上に関しては15/12期から16/12期は40%成長と飛躍しています。

営業利益に関しては平均で毎年40%程度成長しており、効率化が進んでいます。

自己資本比率も現在は80%近くなっており、経営基盤が安定していると言ってよいでしょう。

これからFintechの流れが加速する中で、競合もひしめく業界になっていくことが予想されますが、

20年間の礎を築いてきたトレードワークスに追いつくのは不可能に近いと考えてしまいそうな安定感、

取引先の信用力です。

 

仮想通貨が浸透したことによりFX離れは多少ありましたが、

現状はまた仮想通貨熱も収まったことから、まだまだFX領域での収益は続くでしょう。

まとめ

2017年のIPO株式銘柄である、トレードワークスの上場当選した場合の利益、

またビジネスモデルを深掘りして見てきました。

このように上場する会社を分析していく中で、

やはり社会ニーズ、将来性が相当期待されているビジネスモデルがIPOしているのがよくわかりますね。

 

以上、2017年IPO・上場株式銘柄、トレードワークスはどのような会社なのか。金融特化型システム開発、Fintechの波に乗って今後も業績拡大?…の話題でした。

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長期的な資産形成の一助となれば幸いです。

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